山行日 2017年7月16日(日)~17日(月))
山名・山域・県名 白山:御前峰(2,702m)
目的 ソロテント体験
形態 テント泊
コース

7月16日(日)
7:00八条口出発-7:30名神京都東IC-福井北JCT(3,070円)-中部縦貫上志比IC-11:30市ノ瀬駐車場~12:00市ノ瀬ビジターセンター、13:00市ノ瀬野営場テント泊(一人300円)、白山温泉永井旅館入浴(600円)、17:00夕食(なんちゃってナポリタン、ソーセージ入りオニオンスープ)18:00就寝

7月17日(月)
3:00起床、4:00朝食(鮭雑炊、お新香、昆布佃煮)、テント撤収~5:00市ノ瀬シャトルバス乗車(500円)~5:16別当出合~6:26中飯場~7:23別当覗~8:12甚之助避難小屋~8:46南竜分岐~9:38黒ボコ岩~10:06阿弥陀ヶ原~10:33室堂~11:30御前峰△(2,702m)~12:02お池めぐり~13:04室堂~13:45阿弥陀ヶ原~ 13:52黒ボコ岩~14:45甚之助避難小屋~15:52中飯場~16:32別当出合バス乗車(500円)~16:53市ノ瀬~17:17市ノ瀬野営場-17:50白山天望の湯(600円回数券購入)-勝山IC-福井北JCT-名神京都東IC(3,070円)-22:25八条口着

メンバー 11人(男性3人、女性8人)
天気 曇り
交通手段 車又は交通機関利用
装備 日帰り基本装
入浴 白山天望の湯 https://onsen.nifty.com/hakusanshuuhen-onsen/onsen001925/

いつか 白山いけたら テント泊できたら…の思いが テント・マット・ザック と揃えていくうちに 現実を帯びてきて 遂に実現☆ そうとなったら
愛宕山 音羽山へ実践練習するも甘かった!とにかく重い!スムーズに担げない!未熟さと体力不足!夏合宿練習の方には本当に申し訳なかったが
デポして登頂したからこそあの白山のあの景色を眺めることができた。じぶんだけしんどかってると思いながら登っていたが「みんなしんどい!」
その声を聞き元気がでた「ゼニーツ いい!」「仲間 いい!」Shunリーダー、会長 みなさん 白山 みんなみんな ありがとうございました!
(T内)

白山は初めての日本百名山でした。
しかも朝食担当になり、山の事より、鍋でご飯が炊けるのか私の最大の心配事でした。
(炊飯器以外で炊いたことがなかったのです。)
米はN泉シェフのお力を借りて無事に炊けました。
朝食は鮭雑炊の予定でしたが、肝心の卵を忘れて自己嫌悪。
食材を皆さんに分けて持って頂いたのですが、鮭フレークを瓶のまま持って行ったり、アホな事ばかりしていました。
テント泊ではいかに軽荷にするか、本当に恥ずかしいのですが、自分の無知を思い知りました。
さて白山。
先輩から「百名山は易しい」とよく伺っていましたが、なるほど、道はよく整備されており、トイレも沢山あります。
道迷いの心配もありません。
今回長時間歩きましたが、思った程しんどくなかったです。
普段ゼニーツの定例で登っている山の方がしんどいかも?
白山は私の登った一番高い山。
出発時は雨、それから霧。雨が降らないだけ有り難いと思っていましたが、霧が晴れて素晴らしい景色を見せてくれました。
先輩方は3回目、4回目でやっと景色を堪能できた、と仰っていました。
私は初めて行って景色を楽しめたので幸運です。
高山にチャレンジする機会を与えて下さったShunリーダー、本当に有難うございます。
山行でご一緒して下さった方、無知な私を笑顔で助けて下さり感謝の気持ちで一杯です。
(H田)

天下の名峰で霊峰の“白山”という大きな動機づけと大雨が予想される不安定な天気、このジレンマに苛まれても参加者が10名を上回った。このことだけでも大きな値打ちがある例会だった。
syunリーダーは、“山行の目的が何一つ達成されなかった” と自らの企画を厳しく評した。
確かに、現場の状況判断によって当初の行動予定が大幅に変更になり、やりたかった事は出来なかった。
しかし、見方を変えると、リーダーの臨機応変な対応によって、新たに明確な目的が2つ設定された事が、この山行にもう一度筋金を入れたと言ってよい。
 ① 悪天候の現場でのテント設営(登山口、個人テント使用)
 ② 一日で白山御前峰登頂、お池めぐり、ピストン下山(最軽荷)
当初の目的(八ヶ岳夏合宿の為のテント泊練習)は総合的な縦走訓練であり、それに比べ細切れでバラバラな要素の練習になってしまった。
それでも、それぞれなかなかの負荷があり、充分に四苦八苦したのではなかろうか。
そのご褒美が道々でのお花畑と頂上のお池めぐりでの晴天で、雨の不快感や足の痛みを許せてしまえたに違いない。
記憶に残すのではなく、細胞に刻んで欲しい白山であった。   syunさん、ありがとう。
(Y村)

7月に入って猛暑となり、焼けつくような暑さが続く中、定例担当を迎えた。
雨季のまっただ中でもあり山麗の天気予報では確実に雨が降る予報となっていた。
しかし、高層天気図では一部雨になっているものの中止にするほどの悪天候には思えなかった。
スッキリしない天候は承知の上、僅かな期待を込めて予定通り白山行を決行することにした。
16日朝、京都駅に集合した時はうっすら曇り空。車の中では楽しい会話が飛び交い誰も雨の心配などしていない。
11時30分、現地の駐車場に到着。マイカー規制されている為、共同装備を分担しバスターミナルがある市ノ瀬ビジターセンターに向かった。
市ノ瀬ビジターセンターに着いた途端、本格的に雨が降り出した。
乗車待ちしているバスを見送り一旦待機し思案する。
今から南竜馬場の野営場へ4時間の道のりを雨の中、テントを担いで歩かなければならない。
隣接する南竜山荘に電話を入れ現地の状況を確認すると「辺りはガスで視界ゼロ、雨が降っています。」と教えてくれた。
メンバーの士気も薄れてきているように感じ取れた。
ストレスを与えず少しでも良い条件に恵まれる事に集中し計画を変更する決断をとった。
参加者全員に集まってもらい現状の説明をして今日はこの場(市ノ瀬野営場)でテントを張り、明日の天候に期待し軽荷で一気に日帰りする事に同意してもらった。
雨は降ったり止んだりだったがサイトは広くて余裕があり個人テントを購入されたメンバーが好みの立地に思い思いにテントを設営していく。
今回は個人テントが4張りジャンボテントが1張りテントサイトに色とりどりの花が咲いた。
ここでテント発表会。それぞれのテントチェックが始まりテントの特徴説明や張り方の審査が始まった。
いろんなメーカーのテント(エスパース、アライ、モンベル)のラインナップがそろいタイプの違いや個人のこだわりがあったりして非常に楽しかった。
その後、近くの温泉に行くなどリラックスし有り余る時間を有意義に過ごした。
夕食時も雨が降っていたが炊事場に屋根があるので山中野営場でのテント泊とではストレス度が全く異なってくる。
食当の工夫を凝らしたなんちゃってナポリタンを美味しくいただき明日の長い行程に備えて早々と就寝。

17日3時起床、雨が降っている。食当は2時半から起きて皆の朝食(鮭雑炊)を準備してくれている。
5時のバスに乗るので2時間で朝食を済ませテントを撤収しなければならない。
雨の中、ストレスの感じる作業でもあるが皆、予定時間に合わせて行動している。
ただ、高層天気図は回復傾向にあり12時から15時まで晴れの予報になっていた。
この僅かな雨と晴れの隙間を狙って山頂に立つ事を考えていた。
今の時点で京都に帰るのは22時になる。山の天候なので狙い撃ち計画が成功するとは限らない。
全員が一日で1,457mの標高差をクリアできないかもしれない。
しかし、今まで展望に恵まれず今回に期待を込めた白山3度目というメンバーが多くいる。
出来る事なら条件の良い山頂に立たせてあげたい。
そんな思いに突き動かされ雨の中、予定通りのバスに乗り込んだ。
最終バスが17時なので焦らず12時に山頂に立つことを目標にゆっくり進む。
雨は時折強くなったりしたが回復するだろうということが明らかに感じとれた。
甚之助避難小屋1,960mでは雨も上がり標高2,000mを超えるとガスの中を突き上げ太陽が見え出した。
黒ボコ2,320mでは完全に晴となり周りには沢山の花が咲いている。雪渓も残っていて白と緑のコントラストが美しい。
阿弥陀ヶ原で念願のハクサンコザクラに出会い室堂に到着した。
山頂はあと40分、お池めぐりをすると最終バスの時間に余裕が無いことを伝える。
ここまできて奇跡的な晴天に恵まれた。
多少ハイペースになることは覚悟の上。メンバーの意志は強く三度目の正直を諦めようとはしなかった。
私は御前峰に立つのは三度目だが初めてのメンバーが3人、あとは悪天候でガスの中、展望のない登頂しか経験のないメンバーがほとんどだった。
結果、40分で御前峰に登頂。山頂から望む剣ヶ峰、大汝峰、お池の三つ揃えの豪快な絶景に皆圧倒されていた。
一旦下ってお池めぐりには雪渓が多く残っていて日差しも強く一気に日焼けしてしまった。
条件も良くコバルトブルーの池と白い雪の美しさが素晴らしくお池巡りをゆっくり堪能。
南極の景色に似ていると共感してくれたメンバーも。
常に笑顔が絶えない。
本当に良かった。

当初、掲げていたテーマ「夏合宿に向けての訓練」という7月定例の目的とは大きくかけ離れてしまったが、奇跡的に晴れを狙った計画が成功してホッとしている。
多少の困難でも臆することなく山を愛し山に行こうとするメンバーの強い意志に感銘を受けた。
今回は定例担当でもありゼニーツのリーダーで迎えた山行だったが協力性や行動力などメンバーから感化を受けた非常に印象に残る山行となった。
ゼニーツのメンバーはほんとうに強くなった。
 (Y里)

     

 

 

 


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