山行日 2020年2月12日(月)振替休日
山名・山域・県名 山本山~賤ヶ岳:湖北
形態 ワカンの装着、歩行の経験を積む
コース 山本山登山口→山本山 山頂→熊野超え→古保利古墳群→賤ヶ岳リフト→賤ヶ岳山頂→飯浦切通し→国民宿舎余呉湖荘跡→余呉湖観光館→JR余呉駅であったが、賤ヶ岳リフト上からエスケープ、下山する。
メンバー 12人(男性4人、女性8人)
天気 晴れ
交通手段 公共交通機関
装備 雪山基本装備(ワカン)
入浴 なし

時間経緯と記録
9:30山本山登山口バス停
すでに雪が積もっている。宇賀神社横から登る。踏み跡もなく、フカフカの雪のため登りにかなり時間を要す。雪で道がわからず、獣の足跡をたよりに登る。ちゃんと道標の所に出て来るからスゴい。鹿は道を知ってるのね。

10:25 山本山頂上広場
距離はちょっとなのに信じられないくらい時間がかかっている。
ここで12名全員がワカンを装着する。

10:45 広場を出発
かなりの雪でラッセルを交替、交替して進んでいく。

12:00 熊野超え分岐
げげっ、4分の1も進んでないのにもう12:00!とてもやないけど、昼食を食べてるひまなし。皆ラッセルをして後ろに回るまで待ってる時に行動食を食べる。

1:30 高月町の集落に下りられる分岐
ここでもう賤ヶ岳近くまで行ってしまうしかないと覚悟を決める。交替ラッセルでもワカン初めての者や慣れてない者が複数おり、かなり疲労がみられてくる。

2:00 西野山の横ピーク
疲労でラッセルのピッチはとても、あげられない。

3:00 標高360のピーク
この手前あたりから、確実に雪質が変わる。雪はさらに深く重くなってくる。

3:50 鉄塔下
やれやれ~もう賤ヶ岳頂上は目と鼻の先だが、時間が時間。メンバーの疲労もかなり。賤ヶ岳頂上までちょっとした登りがある。余呉地方へ行けば行くほど雪が深くなる。余呉湖畔に着くのは6:00前になる可能性もある。以上の事柄を考慮し、ここで賤ヶ岳リフト上まで行き、そこからリフト駐車場まで下山することに決定する。皆、それがいい?
といってもリフト上まで、まだちょっとした上りがあった。これが雪重く異様にしんどい。比較的元気な男女数人がラッセル隊で道を作ってくれる。助かり~頼もし~

4:40 やっとこさリフト上
エスケープの決断でよかったわ、ほんま。
ここからリフト駐車場までの曲がりくねった道を少し行ったが(踏み跡しっかり在り。)せっかく雪がフカフカと積もっているので、リフトのロープの下をワカンでサクサクと皆下りてくることにした。
速い速い!大音町の雪国の集落を眼下に見据え、どんどんとワカンで下っていくのは、なかなかできないスリリングな本当に気持ちのいい体験であった。

5:15 賤ヶ岳リフト駐車場
はぁー下界に着いた?
ここから木ノ本の駅まで4キロ弱ほど。ヘッドランプをつけて、何もない雪の田んぼ道をひたすら歩くのか…きっと凍りつくような寒さだろうなと思っていたら、近くにバス停があるのをメンバーの1人が発見、しかも、もうすぐバスが来るらしい。皆、レインウェアーやワカンの雪を落とすのもそこそこに、ちょっとだけ歩く。

5:55に乗れました~?生きた心地。
こうして、辻担当の定例は、またもや山行途中撤退となり、終わったのであった。

★反省
?初めてや慣れてない人もいたので、ワカンの装着に時間がかったり、歩行途中ワカンがはずれたりしたことがあった。
?湖北の雪のスゴさ、その中でのラッセル歩行だったので、最初からピッチをあげ気味にすべきであった。
?担当が雪のせい?で今どこらへんを歩いているか見当がつかず、最初のエスケープの分岐ですら人に言われるまで気付かなかった。
→以上のことから、会長が山行事前にメールされた「雪山の心構え」がいかに大事でその通りにしとかないと命取りになることを痛感した。


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