山行日 2018年10月20日(土)~21日(日)
山名・山域・県名 石鎚山:愛媛県
形態 前夜泊、日帰り山行
コース

[20日]
京都駅・竹田駅~京都南~新名神~7:55宝塚北SAトイレ休憩・合流~8:30神戸JCT~山陽道・岡山JCT・倉敷JCT~瀬戸中央道~瀬戸大橋~坂出JCT・高松道~11:10豊浜SA~川之江JCT・松山道~松山IC~R33~R11~13:30道後温泉本館~道後商店街散策14:30~15:00駐車場~R11~松山JCT~松山道~いよ小松~R11(約15分)~西条市氷見 県道142(約10分)1車線区間あり~黒瀬峠(T字路を右へ)県道12(約10分)~16:20石鎚ふれあいの里チェックイン(バーベキュー・テント泊)21:40就寝
[21日]
5:00起床・テント撤収・朝食各自~6:35出発=県道12=6:50ロープウェイ駐車場 下谷駅着 7:30ロープウェイ~7:40着ロープウェイ成就駅~8:10成就社~8:10八丁~9:15試しの鎖~10:25前社ヶ森小屋~10:40夜明峠~11:10一の鎖~11:20石鎚山公衆トイレ休憩所~12:00二の鎖~12:40三の鎖~石鎚神社頂上社~12:55天狗岳断念・下山開始~13:15公衆トイレ~13:40夜明峠~13:55前社ヶ森小屋~14:40八丁~15:05成就社~15:30ロープウェイ駅~15:40整理券⑧発/15:55整理券⑨発~16:10駐車場着~16:25駐車場発~県道12~県道142~R11~17:10天然温泉武丈の湯~18:00精算~18:10エネオス西条飯岡SS~いよ西条IC~往路をピストン~大阪組22:00JR茨木駅/京都滋賀組23:10京都駅解散

メンバー 11人(男性4人、女性7人)
天気
交通手段 車2台
装備 日帰り基本装備
入浴 天然温泉武常丈の湯 https://www.iyokannet.jp/spot/166

以前、紅葉に染まる天狗岳のポスターを見て、いつか秋にチャレンジしたいとかねてから思っていた石鎚山山行の決行のときがきた。
コースはさまざまあるなか、今回は、表参道で鎖場に挑戦するコースをとった。
前日、道後温泉に入り、少しだけ観光したのち、石鎚ふれあいの里でのバーベキュー・テント泊を企画したところ、初道後・初石鎚山のメンバーも多く、遠方にもかかわらず11名もの参加を得ることができた。バーベキューでは、しばらくお肉はいいかな、と思うほどお肉を堪能したのに、やっさん特製の焼きそばを平らげ、さらに隣で海鮮バーベキューをしておられた地元のお二人からサザエや牡蠣をおすそ分けいただいた。それもこれも、翌日の石鎚詣でに備えてのこと。
オリオン座流星群も期待できる満点の星空に翌日の好天を確信しつつ、女性7名、男性3名、K村さんソロの3張り分の人数割に「おかしいやろ、ゼニーツのパワーバランスがでてるよなぁ」と女性テントで大うけしつつ眠りにつく。
翌朝、定刻より10分早く稼働してもらえた1番ロープウェイに乗り、山頂成就駅に着くと、快晴で、瓶ヶ森、笹ヶ峰などすばらしい眺望に歩みが止まる。
はやる気持ちを抑え、成就から石鎚神社成就社、ブナ林の八丁坂を超える。「六根清浄」と唱えながら修行している方々と抜きつ抜かれつ木段道を上るといよいよ、試しの鎖場前社森へ。K村さんは過去に鎖場は登っておられ、膝に用心するため、鎖場を回避。この試しの鎖場だけは、下りに巻道がないため、噂通り、大行列ができており、時間を要するが、意を決してチャレンジ。太い鎖を頼りに岩場を登ると、ご褒美に九州の島々が望めた。
下山も難なくクリアし、前社森休憩小屋でやっさんと雅さんを待つ間にひやしあめでエネルギーチャージしているメンバーも。ここのひやしあめは本当に美味しいらしく、おすすめ。ここで、やっさんとはお別れし、夜明峠へ向かう。一の鎖、鎖が太く、足を入れるのかどう使ってよいのかがわからないまま二の鎖へと進む。標高が上がるにつれ、岩場に氷がはっている。二の鎖では、足をかけそびれ、3mほどストンと滑落。大事には至らないものの自分でもわからないままに、右手人差し指から流血していた。岩場で擦りむいたようである。
少し爪が伸びていたため、他の指の爪も欠けている。ヒヤリハットとはこういうことを言うのだな、と気を引き締める。
三の鎖は二の鎖より3m長いだけ、ということで、ほとんどのメンバーが果敢チャレンジ。弥山山頂の石鎚神社頂上社に到着した。
紅葉シーズンで、山頂の人出もマックス、座る場所もない。K村さんはすでに下山に取り掛かったと連絡があった。立ったまま軽く食事をとり、天狗岳を目指そうとしたが、これまた大渋滞で、一向に進む気配はなく、下山のロープウェイの時間等を考えると、今回は天狗岳登頂断念の決断をせざるを得なかった。
下山は、巻道をたんたんと下る。紅葉には少し早いが、色づき始めた山々、稜線を眼下にあっというまに成就社まで下山し、K村さんとやっさんに合流した。成就社では紅葉まつりが開かれ、やっさんは、餅まきでもらいそびれるもやさしい食堂のおじさんにお餅をもらったと報告してくれた。
成就社まで下山したとき、ほっと緊張の糸がほどけ、涙ぐむメンバーの姿に、岩場での鎖場は相当な覚悟で臨んでおられたのだと、今さらながら配慮が足らなかったことを反省。
爪はきちんと切っておく、岩場では、足だけでなく、手もコンパクトに置くように心がけること。また、山行計画を練るときは、コースタイムにとらわれることなくメンバー内の事情、メンバー外の事情を想定し時間配分することが大事、山域が遠方なら、なおさらであると痛感した。
とはいえ、メンバーの六根が山行の功徳によって清らかになったかは別として、何とか全員無事に下山し、遅くなったが各自帰宅することができ、山の神様と湯の神様に感謝しきりの山旅であった。四国の山は本当に奥が深い。次は別のコースで天狗岳に挑戦したり、ゆっくり笹ヶ峰・瓶ヶ森など縦走してみたい。機会があればこれに懲りず、おつきあいください。

        

 


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