山行日 2018年12月26日(日)
山名・山域・県名 七種岳
形態 前夜泊、日帰り山行
コース 20:00出発 京都駅=京都南IC=名神道=中国道=福崎IC=福崎警察署=福崎青少年野外活動センター21:25着‥テント設営‥23:00就寝‥5:30起床‥7:05出発 野外活動センター‥7:41?7:49作門寺山門(トイレ)‥8:23七種の滝‥9:23?9:35七種山(683m)‥9:49笠岩‥七種山尾根から下る分岐‥10:43小滝林道分岐‥11:00七種山から七種槍の稜線出合い‥11:53?12:20七種槍(△577.1)‥13:19?13:55危険箇所通過の練習‥14:18(P△393.2)‥15:20田口池‥15:24 野外活動センター‥15:25?15:45雪崩ビーコンの研修‥16:00出発=16:10?17:10福ふく温泉=福崎IC=往路を帰京=18:52京都駅八条口
メンバー 9人(男性3人、女性6人)
天気 曇り
交通手段
装備 日帰り基本装備
入浴 福ふく温泉 https://www.fukufukuonsen.com/

入会して初めての定例担当。12月の定例の担当となった。
12月の中旬で、積雪の影響が少ない山域、また、日の出が遅く、日の入りが早くなるこの時期、何か起こると対処がしにくくなる。登山開始をできるだけ早くして、時間的に余裕ある山行にしたいと考えた。
そこで、播州播磨福崎七種三山。七種滝?七種山?七種槍の縦走を選定し、前夜泊で朝早く出発できるようにした。
七種山は関西100名山。ふるさと兵庫100山にも選ばれている名山である。落差72mの雄滝をはじめとした七種48滝が見られることでも有名である。そして、何よりも七種槍の稜線のスリル満点の岩尾根を歩きたいと思った。それもその岩尾根の稜線を登りで使うのでなく、七種槍の稜線を眺めながら下りたいと思った。途中、体調を崩されたり、岩尾根を心配だと思われる方の為に、エスケープルートも是非設定しておきたいとも考えた。
9名のメンバーで京都駅を出発!まず、前夜泊する福崎青少年野外センターは登山届けを投函する場所がないので、福崎警察署に立ち寄り、登山届けを提出する。
野外センターに着き、テントサイトにテントを張る。4m??4mの板の床に張る。会長からこんなに条件の良いところで張ることは珍しいので、丁寧にテントを張り方を教えていただく。テントの入り口の方向、ポールの入れ方、テントの立て方、フライシートの張り方、、細かく丁寧に教えていただく。
そして、23時、就寝。
12月のテント泊。たくさん着込んだが、夏のシュラフとシュラフカバーではやはり寒い。冬用のシュラフ1番を用意したメンバーは寒くなかったとか、、夏用3番のシュラフでは、12月は、やはり無理があるかな?ほんと震えた。寒かった。

朝、5時30分起床。シュラフとシュラフカバーと個人マットを片付ける。5人で寝たので全員片付けるまで待ち、ガスをつけて湯を沸かす。ガスをつけるとテント内が温まり、ホッとした。そこで、失敗!寒いので、みんな温かいお湯が要るだろうとお湯を沸かし過ぎた。山は水と燃料は大切な物である。きっちり無駄なく沸かすように会長から教えていただく。その通り。すいません。今後気をつけます。
そして、テント撤収。ポールの抜き方、たたみ方、、丁寧に教えていただく。申し訳ないぐらい有り難いです。
7時5分センターの駐車場を出発する。その時、小滝林道のエスケープルートのこと、七種滝?七種山?七種槍の縦走の事。メインは七種槍の稜線の岩尾根であること。午後から雨が降る可能性が高いこと、危険箇所通過の為の練習と雪崩ビーコンの研修も下山時刻と天候次第で実施することを伝える。
作門寺山門に向けて歩き出すと、右手に七種槍の稜線が見える。稜線から下る時に目印になる鉄塔も見える。アップダウンの多い稜線がよく見える。
作門寺山門に予定より早く着く。そこで、七種山からの中尾根を下りてくる周回コースの看板があった。どこに道があるのだろうと興味を持つ。七種薬師峯?七種山?中尾根の綺麗な稜線がとても気になった。
七種滝の雌滝が遠くに見えた。いよいよ七種滝が見えだす。虹ヶ滝、八龍滝、そして、落差72mの七種の滝(雄滝)。冬場で水量が少ないが、立派な滝である。そこで少し休憩して、いよいよ七種山への登りに入る。急登である。冬場でも汗をかきながら登る。気持ちがいい。遠くの山並みの稜線が見えだす。七種山は近い。山頂に着き、しばらく休憩して、小滝林道に向けて下る。ほぼ階段の下りだった。福崎町のおすすめのルートはこの道を通るようになっていた。安全な道である。でも、少々単調な階段の多い道だ。
小滝林道との出合いの分岐に到着。ここで、全員の体調と七種槍の稜線を歩くことの確認をする。全員元気。全員七種槍へ登る。とても嬉しい。少し休憩をして、七種槍の稜線へ登る。
七種槍まで、コースタイム1時間20分のところ、ほぼ1時間で歩く。少し早い!もう少しゆっくり歩くように注意される。メンバーの歩き方を注意しながら歩かなくてはいけないと思った。しかし、昼から雨が降る可能性が高い。岩尾根が濡れる前に下山したいという思いから、歩くスピードがつい早くなってしまった。天候とメンバーの歩くスピード。いろいろなことを配慮していくことと自分が思っていることを伝えて、協力を得て歩くことの大切さを感じた。
七種槍に到着。20分休憩する。その時、危険個所通過の為にスリングとカラビナをつける。七種槍からの稜線。岩尾根。スリル満点という予想だか、案外いける!下りの稜線の眺めは素晴らしい。途中、七種薬師峯、七種山、七種槍の稜線と七種三山が見渡せる場所があり思わず足が止まる。七種山からの中尾根の稜線も美しい。
危険箇所通過の練習にちょうどいい岩場と少し切れ落ちている箇所があった。会長がロープを出され支点を作られていく。セルフビレイを取りながらリーダーとO西さんも支点を作られていく。他のメンバーは通過の為にカラビナの掛け替えを行いながら下る研修を行なう。
七種槍の稜線から田口池へ下る道で雨が降りだす。斜面が濡れると途端に滑る。岩も落ち葉も根っこも滑りだす。岩尾根の稜線でなくてよかった。助かった!と思う。田口池に下りて、センターに到着する。そこで、雪崩ビーコンの説明をしていただいて、ビーコンを探す研修をする。ちょっと宝探しみたいだったけれど、命を守るための大切な研修でした。
初めての定例担当で、計画から車両のお願い、テント協同装備のお願い、片付けのお願い、山行のリーダーとして、コースを歩くことの大切な役目をさせていただき、とても勉強になりました。
なんとか天候にも恵まれ、メンバーと共に歩いた七種山?七種槍の縦走はとても素敵でした。次、七種薬師峯へも登ってみたいと言っていただき嬉しかったです。是非ご一緒させてください。

 


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